ドイツ語の難しい文法のおさらい

ドイツ語の難しい点は、その活用の多さにつきます。
活用が多いから難しいと感じる方が多いです。



例えば、
英語の「I love you」で反対のことをいいたければ、
「You love me」と、位置が変わり、Iがmeになるだけですが、

それに相当するドイツ語「Ich liebe dich」では、「Du liebst mich」と、
Ich（１格）がmich（４格）に、Du（１格）がdich（４格）になり、
さらに動詞もliebeがliebstと主語によって変わります。


しかし、面白いことに、
ドイツ語の文章は動詞が第二番目の位置にさえくれば、
他の単語の順は入れ替えてもいいことになっています。

つまり、「Dich liebe ich」ということもできるのです。


この場合Ich liebe dichが普通に「愛しています」というニュアンスだとすると、
Dich liebe ichは「他の誰でもない、あなたこそを愛している」
というようなニュアンスになります。

もちろん、Ich liebe dichというときに「dich」を強調して発音すると
同じ効果が得られます。



英語と比べると難しい点もありますが、
単語の順はフレキシブルでよいのは面白いですね。